カンドーファーム株式会社
代表取締役
田尻 一輝さん
松江市の湖北に約90ヘクタールの圃場を持つカンドーファームは平成20年に設立。
徹底した管理ときめ細かな対応で減農薬に努め、安定した美味しいお米づくりをモットーとしています。
当店は、島根県松江市カンドーファームさんより精米受託契約により精米したお米を販売しています
米作りに情熱をかけるカンドーファーム田尻社長に米作りの想いをお聞きしました。
日本海側の特有の気候と、この地域独特の土壌は美味しいお米が育つのに向いた条件がそろっています。春から秋の天候は日射量が多く、台風の被害が少なく安定した気候条件であり、結果として倒伏の被害が少なく、光合成が活発に行われ、お米の美味しさに繋がっています。 土質は、多くの肥料成分を蓄えることのできる性質のおかげで、天候の変化に対応して稲が必要とする養分を供給し、美味しいお米に育っています。
カンドーファームのお米の作り方は減化学肥料減農薬で、通常の使用量の5割以下に抑え、特別栽培米と言う基準の中で作ってます。 また、お米づくりで使用する多くの肥料が海洋プラスチックの汚染の原因にもなっており、省力化とコスト削減のために使用される中、カンドーファームではその様な肥料は使用しておりません。有機性の肥料を選択したり、ひと手間かけることで環境に配慮したお米作りを心がけています。
ご飯を食べていただくにあたっては安全・安心は最低限当たり前に提供しなければいけない取り組みだと私たちの責任として考えています。 皆さんが普段食べているコシヒカリやつや姫、それからミルキークイーン、きぬむすめ、この4品種を生産しています。その中でも旨味が強く粘りが強いミルキークイーンがおすすめです。白さと香りの良さで言えばつや姫も美味しいお米です。
日本GAPとは農林水産省が推奨する農業生産工程管理手法で、農業生産活動の持続性を確保するため、食品安全、環境保全、労働安全に関する法令等を遵守するための点検項目を定め、その実施、記録、点検、評価を繰り返しつつ生産工程の管理や改善を行う取り組みを指し、カンドーファームはJGAP認証を取得しています。
田尻さんおすすめの3品種
全国的に人気の高い品種のお米ですが、島根県産コシヒカリは炊き上がりが柔らかく冷めても食味が変わりにくいとい定評があります。 収穫の時期は9月中〜10月、安定性の高い品種です。
アミロース含量は10〜12%とコシヒカリより45%程低く、もっちりとした食味の品種です。玄米で炊いても特有のぱさぱさ感が比較的少ない品種で白米で炊く際は1割ほど水分を少な目で炊くと丁度良い食感で、冷たくなっても硬くなりにくいのが特徴。お弁当のおにぎりなどには最適です。
その名の通り、艶と甘み、旨味を兼ね備えた美味しいお米です。島根県では平成24年より県奨励品種として本格栽培を開始、当社では特別栽培米のつや姫をご提供しています。